ケナリも花、サクラも花
2016年 02月 24日
新村で立ち寄った老舗カフェ、「トクスリタバン」が出てきてビックリ
◆ ケナリも花、サクラも花 鷺沢萠
まだ韓流ブームが起こっていなかった、
1993年。作者の鷺沢萠さんが韓国に「語学短期留学」した時のエッセイです。
留学仲間のお友達と、食後のお茶にトクスリタバンさんに
訪れた一節があり、読みながら、嬉しかった^^
このエッセイ、読んで本当に良かった。
韓国旅行が好きで、何度か通っていても拭えない、
言葉に上手く出来ない、モヤモヤした思いがあります。
自分の思い以上に、自然に耳に入ってくる世の中から、他人から見た韓国。
そして純粋に旅行を楽しんでる自分にとって、
触れてはいけない、そんな風に思ってしまう繊細な部分。
作者の真摯な目で素直に綴られた言葉から、
その気持ちが、色んな事が少しだけわかったような気がしてスッとしたんです。
この本が出版されたのは1994年。
時代が流れ、大きく変わってるはずが
基部はもしかしたら変わってないのに驚いたのも正直な気持ちです。
韓国の春の花である「ケナリ」と、日本の春の花である「サクラ」。
本の題名にもなったエピソードには涙が出ました。
鷺沢萠さんは2004年に35歳で、自らこの世を去りました。
今の時代の目から見た、エッセイが読んでみたかったなあ・・・
● ケナリも花、サクラも花 (新潮文庫)
◆ 渋谷 人間関係
月イチのマツパの後のおやつ♪
中学生の頃から通ってる「人間関係」。
当時と全く変わらない店内にいつも感激しちゃいます。
味のあるガタガタの椅子で頂く笑
パンプキンスコーン。温めてくれます。
ホッとするお味~